9: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 00:36:50.94 ID:h7xFOhfZ0
  
 バターン! 
  
 「いててっ……」 
  
10: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 00:38:54.39 ID:h7xFOhfZ0
  
 「はぁ……」 
  
 レッスン終了後、ロッカーを前に私は深いため息をついていました。 
 それもそのはず…… 
11: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 00:40:42.66 ID:h7xFOhfZ0
  
 「今日は調子が悪いみたいだね、いつもの笑顔はどうしたんだい?」 
  
 「飛鳥さん、お疲れ様です」 
  
12: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 00:41:11.15 ID:h7xFOhfZ0
  
 「………」 
  
 「でも、ごめんなさいっ! ライブの直前なのにこんなことでみなさんに迷惑をかけてしまうなんて……本番では失敗しないようがんばりますからっ!」 
  
13: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 00:41:57.52 ID:h7xFOhfZ0
  
 「最初はやっぱり……ここかな」 
  
 「ここって、プロデューサーさんの部屋?」 
  
14: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 00:44:54.49 ID:h7xFOhfZ0
  
 「そういうことはもっと早く言わんかい!」 
  
 私の話を聞いた巴さんは少し怒ったかのように言います。 
 飛鳥さんもそうでしたが、自分が思っていた以上に皆さんは私の事を心配していたみたいで、心がズキズキしてしまいます。 
15: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 00:45:44.55 ID:h7xFOhfZ0
  
 「まったく! 行き当たりばったりとはなんて計画の無さなんじゃ!」 
  
 不満を吐き出すかのように、ボタンを連打する巴さん。 
  
16: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 00:46:43.78 ID:h7xFOhfZ0
  
 「鍵が消えちゃった……」 
  
 鍵が消える演出を見てしまい、ゲームの中の出来事とは言え言葉が出なくなってしまいます。 
 そんな私を見た飛鳥さんと巴さんもさっきまでの喧騒が嘘だったかのように口を閉ざしてしまいました。 
17: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 00:47:09.76 ID:h7xFOhfZ0
  
 「しっかし目一杯遊んだのう! たまにはテレビゲームを悪くないもんじゃな」 
  
 「私もあまりゲームはしないので楽しかったですっ!」 
  
18: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 00:47:56.23 ID:h7xFOhfZ0
  
 「この時間帯に屋上に来るなんて、貴女達にも世界を見る素質があるようね!」 
  
 「まさかヘレンの姉御がいたとはのぅ」 
  
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