【ミリマス】紗代子「ワガママな私はアナタだけに」
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5: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/11/19(日) 19:47:50.25 ID:8QMfH7fA0
「……だから、こういう些細なご褒美でも労ってもらってるんだって……。大事にされてるんだなって、物凄く感謝してるんです」
すると男は困ったように頭を掻き、紗代子から少し身を離すと。
「ま、参ったな。別に食い物を奢ったりすることで、紗代子たちに恩を着せたいワケじゃあないんだが……」
しどろもどろにそう言われ、紗代子が不機嫌そうに眉を寄せる。
「なんです? じゃあプロデューサーにとって私たちは、迷惑をかけられるほど近しい存在ではないとでも?」
「いや、親しき仲だからこそ迷惑はかけられないというか、なるべく貸し借りみたいなモノを間に挟みたくないと言うか……」
「つまりそれは、『俺たちの仲なんだから遠慮なんてするな』ってことですよね?」
「そ、そうなるのか? 実際……」
「なります、なるんですっ! だからえっと、今日もこうしてたい焼きをご馳走になったワケですけど――」
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