イヴ・サンタクロース「高峯のあの事件簿・プレゼント/フォー/ユー」
1- 20
103: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2017/12/12(火) 23:05:37.97 ID:8PMV4OlW0
水野翠「……うるさいです」

水野翠
射手。姿すら見えない角度から彼女を射抜いた。しかし、表情は怒りに満ちている。

泉「……!」

頼子「せっかく、贖罪の言葉を吐こうとしていたのに。息の根を止めてしまうなんて、もったいない」

翠「こんな私達に言った所で、何の救いにもなりません!」

泉「……私が聞いてれば届けられたのに」

翠「サンタクロースなんてふざけた存在に、私が失敗するなんて!」

頼子「怒ってはいけませんよ、死者は労わるものです」

翠「くだらない存在ごときに、怒ってなんかいませんわ!」

頼子「なら、どなたに?」

翠「絶対に心臓を貫くはずだったのに、これでは失敗です!」

頼子「いずれは死にゆく状態でした、結果は出ています」

翠「結果がよければそれでいいのですか!?なんて甘い!」

頼子「……もちろん、そんなわけありません。水野翠」

翠「なんですか!」

頼子「お行儀の悪いこと。聞きなさい、よろしいですか?」

翠「はい」

頼子「あなたは失態を犯しました」

翠「……はい」

頼子「次は心臓を射抜きなさい。さもなければ、あなたを殺します」

翠「……わかりました。次は必ず、射抜きます」

頼子「精進なさい」

翠「稽古に戻ります。今日は申し訳ありませんでした」

頼子「完璧な結果で返してください。言葉など慰めにもなりません」

翠「はい。失礼いたします」

頼子「手のかかる性格で困りますね」

泉「この死体、どうするの……?」

頼子「あなたが処理してください」

泉「え……」

頼子「冗談ですよ、私は契約以上のことをあなたにさせるつもりはありません」

泉「……」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
122Res/162.40 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice