81: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:07:58.33 ID:Qezuh/qr0
  
    ―― 熊本上空 ブリッツェンのソリ 
  
  
  私達はブリッツェンちゃんに乗り、海老原の狸との空中競争を続けていました。 
82: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:08:47.51 ID:Qezuh/qr0
  
 「あ、あの瓶はっ!!」 
  
 「友よ、秘術の真実を!?」 
 (訳:知ってるの、美穂ちゃん!?) 
83: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:09:49.12 ID:Qezuh/qr0
  
  ほんの湯呑一杯分のスピリアルが茶釜に入って。 
  次の瞬間、「ごうぅうぅうんっ」と物凄いエネルギーが膨れ上がるのを感じました。 
  
  ――また引き離される!! 
84: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:10:23.45 ID:Qezuh/qr0
  
  次の瞬間、座敷が加速しました。 
  
  
 「ひゃあっ!?」 
85: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:11:14.95 ID:Qezuh/qr0
  
 「…………ふん。落ちるとも怖がらんで飛んできおったか。その根性だけは褒めてやってもよか」 
  
  
 「うぅ……!」 
86: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:11:56.46 ID:Qezuh/qr0
  
 「……どうして……そんなに、人間が嫌いなんですか!?」 
  
  狸は良くも悪くも能天気で好奇心旺盛、人間の暮らしにも興味津々。それが普通です。 
  だというのに、ここまではっきり恨みを持つのは、やっぱり何かされたからにしか思えません。 
87: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:12:39.69 ID:Qezuh/qr0
  
     ―― 地上 熊本港 
  
  
 周子「――そういえばさ。いっこ釈然としないことがあって、あたしなりに色々考えてたんだけど」 
88: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:13:30.86 ID:Qezuh/qr0
  
    ―― 熊本上空 空中座敷 
  
  
 「――そして生まれたのが、菜帆じゃ」 
89: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:14:01.06 ID:Qezuh/qr0
  
 「むぅ!?」 
  
 「だって、好きなんだもん! 好きになっちゃったんだもん!」 
  
90: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:14:39.20 ID:Qezuh/qr0
  
   
 「それとも何じゃい! お前も人間と結婚するつもりか!?」 
  
  ゔっ!! 
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