喜多見柚「アタシにとっての奇蹟」
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26: ◆tues0FtkhQ[saga]
2017/12/25(月) 18:28:28.52 ID:WtWlSgcZ0


「他に参加されるお子様いらっしゃいませんかー」


 お姉サンの声が礼拝堂に響く。ぱっと見たカンジ、高校生くらいまでの子がいくつかグループになってまとまってるみたいだ。よくやるなぁ、アタシには流石に恥ずかしいなーって思っていたら、お兄サンが息を吸う音が聞こえた。


「はーい! ここにも参加希望者がいまーす!!」

「えっ、ちょっと! お兄サン!!」

「楽しそうなんだろ? アイドルになったらこういう機会だってあるぞー」


 そう言うとお兄サンは、柚の背中をポンと押した。ととっと身体が前に出て、それに気づいたニコニコ笑顔のお姉サンがこっちへどうぞと言わんばかりに手招きしてる。


 人前で唄うことなんて音楽の授業か、カラオケくらいしかない。歌うことは好きだけど、こういうのはアタシの柄じゃないっていうか。


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