25: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/01/09(火) 21:26:33.77 ID:76b4/dYJO
僧侶「勇者様は女神様の寵愛を一身に受けられるお方。溢れ出る光に蓋はできません〜」ポワッ
勇者「(な、なんだ。やばい感じする!)」
魔法使い「……?」
戦士「僧侶の手が光だしてるのはどういう原理だ? いや、重ねてる手から?」
勇者「や、やだなぁ! ご飯粒なんてついてないじゃないですか!」サッ
僧侶「あっ」
勇者「いやぁ、おいしかった! おっちゃん! オムライスうまかった! ごっそさん!」
店主「いいのか? まだ半分くらい残ってるが」
勇者「職が細いんだ、俺! もうお腹いっぱいになっちまって、残してごめんな?」
店主「いや、金払ってるからかまわねぇが」
僧侶「……」ジィ〜
勇者「うっ、じゃ、じゃあ俺は部屋にいくから! あ、あと、明日は早朝にでたいんだけどどうしたらいい?」
店主「料金は先払いでもらってる。そのままチェックアウトしてかまわないよ」
勇者「了解! それじゃ、俺はこれで!」ソソクサ
戦士「なんだぁ、あいつ。いきなり慌ててたっていうか」
魔法使い「たしかに、変ね……それに僧侶。さっきのはなにをしてたの? 回復魔法?」
僧侶「うふふ。みぃ〜つけた」ボソ
戦士&魔法使い「……?」
僧侶「先ほどのは、旅の安全を祈ってたんですよぉ」
戦士「そんなことか」
魔法使い「待って。光ってたわ。ああいうのものなの?」
僧侶「そうですよぉ」ニコニコ
戦士「祈りが特技か。しょーもな」
僧侶「なんとでもぉ〜。それはそうと、こちらのパーティからは抜けさせてもらいますのでぇ」
魔法使い「いいの? 同じ魔法職だから言わせてもらうけど、前衛は必要よ」
戦士「そうだ、あたしが守ってやるぞ」エッヘン
僧侶「はい〜。実は私の元いた神殿というのもダーマでしてぇ。目的地が同じなようなので、先ほどのお方を頼ろうかと思いますぅ」
戦士「目的地が同じって」
魔法使い「……勇者様のことは諦めるの?」
僧侶「元々神官さまに言われただけですしぃ、お二人の言う通り、諦めようかとぉ〜」
戦士「まぁ、そうか。あんたには理由がないもんな」
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