結城友奈「これは勇者たちの物語」
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23:名無しNIPPER[saga]
2018/01/13(土) 19:39:25.79 ID:gZU5fBxgo

若葉「白鳥さん。旧知を確かめたいところではあるが、状況が状況だ、私たちの置かれている現状は千景の知識で把握しているな?」

歌野「はい。私たちが西暦時代のかつてのコピーであることも今受け入れました。そして、私がこれから行うべきことも理解しています」

若葉「流石白鳥さんだ。──では、正面のあいつらが見えるな?」

歌野「……特に強いのが四体居ますね」

若葉「やはり分かりますか。あれは進化体と呼ばれています。西暦時代は一体だけでも勇者五人がかりが窮地に陥った強敵です。……それがこうも勢揃いとは、な」

千景(二人の前に居並ぶのは四体のバーテックス。十二星座の名前が名付けられた、そこらに大量に居る雑魚とは本来なら比べ物にならない明らかな強敵である。……勇者部がそれほど苦戦なく多数を倒していたためその印象は薄いが、それは現代の勇者システムが強力過ぎるだけの話だった)

歌野「私自身はどれも見たことのない相手になるようです」

若葉「……言われてみれば当然の話でしたね。白鳥さんの時には存在していても不完全な進化体が関の山と言ったところだったのでしょう。──あれらは別格の強さです。十二分に注意してください」カチャ!

歌野「ご忠告感謝します。確かに、一筋縄ではいかない相手のようです」シュン!

千景(乃木さんと白鳥さんが刀と鞭を用いて戦闘態勢へと移行する。……土居さんたちが弱いとは言わないが、この二人は明らかに発している気配が違う。それはある種のスペシャリストだけが持つ特別な気配)

若葉「正直、白鳥さんとこうして肩を並べて戦う日が来るとは思ってもいませんでした」

歌野「ふふっ、私もです。これが運命のいたずらというものなのかもしれません」

若葉「……そうですね。──今日あなたと出会えた幸運に感謝を」

歌野「やはり私たちは同じ気持ちを持つ者同士だったようですね。──乃木さんの隣に立てたことを誇りに思います」

千景(二人の強者はそのまま跳躍の構えに移る)

若葉「では、白鳥さん。行きましょうか」

歌野「はい」

千景(そして、二人は一歩を踏み出し、前方へと飛び込んで行った)






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