凛「ある日森の中で熊さんに出会ってしまったにゃ」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 00:52:10.35 ID:9t9di5dZ0
どれくらい時間が経ったんだろうか・・
凛ははなんだか外からガサガサ・・ガサガサ・・っていう音が聞こえるから目を覚ましてしまったんだ・・

凛「う・・・・う〜〜ん・・なにこの音・・海未ちゃん?希ちゃん?」

海未「スー・・スー・・・」
希「zzzz・・・zzzz・・・]

海未ちゃんと希ちゃんは登山の疲れでグッスリ眠りについていた

凛「2人とも・・グッスリ眠っているね・・」
それじゃあこの音はいったい・・

気になった凛は周囲をよく見渡した
ガサガサ・・ガサガサ・・という何かを漁るような音が聞こえる・・
音はテントの外から聞こえてきていた

凛「な・・なに・・何かいるの?」
凛は恐る恐るテントを少しだけめくって音の正体を確認した

凛(なにか・・・いる?)

暗闇の中満月の光が煌々と輝いていた

私たちがさっきまで食事を作っていた調理器具の周辺に何か黒くて大きな物体が歩き回っているのが見えた

凛(な・・なに・・なにがいるの?)
ソイツは凛が食べていたカップラーメンの容器や、カレーをよそった紙トレーを取り上げて舐めまわしていた
グルルルという荒い息遣いが聞こえてくる
しばらく歩きまわったソイツに月明かりが当たり、正体を現した

凛「あ・・・・あ・・・」

ソイツは体長180センチはあろうかという大きなツキノワグマだった
全身真っ黒な体毛で覆われていて、闇と完全に同化してしまっていた。闇の中に二つの目がギラギラと光って、獰猛な牙を剥き出しにしている
額の一部分の毛が剥げており、傷跡のようなものが目立っていた



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