凛「ある日森の中で熊さんに出会ってしまったにゃ」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 00:53:31.84 ID:9t9di5dZ0
驚いて腰が完全に抜けてしまった私は、床を這いながら気配を殺して海未ちゃんと希ちゃんの寝袋へと這っていった

凛「海未ちゃん・・!!希ちゃん・・!!起きて!!起きて!!」ひそひそ

海未「う・・う〜ん・・なんですか?凛」

希「どうしたん?まだ朝には早いように見えるけどなあ・・」
2人は眠そうに眼をこすりながら私の事を不満げな目で見つめる

凛「静かにして・・絶対に音は立てないで・・あれ見て・・あれ・・」

希「なんなん・・・え・・・?」
海未「どうしたと・・・な・・」

テントの隙間から外を見た二人は熊を見て硬直してしまった
熊はさっきとかわらずに私たちが食事の跡の紙トレーを舐めまわしていた

不満げに紙トレーを地面に投げ捨てると足で思い切り踏みつけ紙トレーはバラバラに砕け散る

海未ちゃんと希ちゃんは顔を真っ青にしているけれども熊からは一瞬たりとも目を離すことはなかった

希「ど・・どうする・・?たしか熊は大声を出すと逃げていくって・・本で読んだことが・・」
海未「そ・・それは最後の手段にしましょう・・幸い熊はテントの中にいる私たちには関心がないようです・・熊がいなくなるのを待ってそれから急いで真姫の別荘に行きましょう・・」

凛「凛も海未ちゃんに賛成だよ・・とても怖くて大声なんて出せないよ・・」

私たちは3人で抱き合いながらガタガタと震えて熊が立ち去るのを待ったんだ・・



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