凛「ある日森の中で熊さんに出会ってしまったにゃ」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 00:54:50.39 ID:9t9di5dZ0
ガサガサ・・ガサガサ・・グルルル・・ハフハフ・・
ガサガサ・・ガサガサ・・グルルル・・ハフハフ・・

どれくらいの時間が流れたんだろう・・数分だったのかもしれないしあるいは数時間くらいは経ったのかもしれない・・
永遠に感じる時間が流れ続けた・・空から朝日が差し昇るころになってようやく熊は、テントのそばから離れた

ドドドド・・という地響きが聞こえてきそうなくらいの重量感を感じさせる音と共に熊は山の中へと消えて行った

熊が去っても凛達3人は目を固く瞑って抱きしめあっていたんだ・・
誰一人熊が怖くて動けなかったんだよ・・



海未「希、そっちをお願いします」
希「はいはい・・せーの!!」

朝日が完全に上った頃海未ちゃんと希ちゃんがテキパキとテントを畳んでいるのを尻目に見ながら
凛は荷物の後片づけをしたんだ

熊に荒らされちゃってもう使い物にならないバッグもあったけれどもまだ使えそうなものを一まとめにしてリュックサックに押し込んだ

海未「凛!準備はできましたか?早く行きますよ!?」

出発の支度を急いで整えた私たちは逃げるようにこの場を立ち去った
私たちはとんでもないミスをこの時犯してしまっていたんだと気づかずに・・



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