少年「薄氷の僕ら、無人駅」
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15: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2018/02/02(金) 20:41:00.52 ID:tFwOjaKn0
少女「あら、おはよう。よく眠れた?」

少年「……まあね。それより……はい!」

少年(僕は彼女にそっと砂時計を渡す)

少女「わあ綺麗! これ……あの魚の?」

少年「そうだよ、特注で作って貰ったんだ」

少女「ありがとう! すごく素敵よ」ニコ

少年(こんなに元気に笑う少女は珍しい)

少年(頑張って釣って良かったなぁ)ニコ

少女「お返しに、私からもプレゼントよ。はい」

少年「あ、マフラーだ!」

少女「少年のそれ、もう古いみたいだったから」

少年「ありがとう、すごく暖かいよ」ニコ

少年(柔らかい赤色の毛糸で出来ている。少女の優しさに包まれてるみたいだ)

少年(こんなに大きい物を編むのは、きっと大変だっただろうに)

少年(嬉しいなあ。すごく嬉しい)

少女「誕生日ってやっぱり良いものよね……さ、広場に向かいましょ?」

少年「うん。行こうか」


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