少年「薄氷の僕ら、無人駅」
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16: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2018/02/02(金) 20:43:08.95 ID:tFwOjaKn0
少年(広場では住人が集まり、皆が祝福してくれた)

少年(僕らには十二歳になった証として、草の冠が渡された)

少年(皆の拍手が照れくさい。でも、嬉しくてつい笑ってしまう)

少年(ずらりと並んだ御馳走を食べ終わる頃には、各々が会話に花を咲かせていた)

少年「ぐえ、お腹いっぱいだ。苦しい……」

少女「食べ過ぎよ。でも、美味しかったね」

少年「一度きりのお祭りだからね。へへ」

村長「それでは……今から二人は洞窟に向かってもらおう」

少年「……! 分かりました」

少女「楽しみね、フフ」

少年(洞窟、と言う言葉でふと我に返る)

少年(嬉しくて忘れていたけど、そうだ)

少年(ついに、洞窟に行く事になるんだ)

少年「……」

少年(僕は不安を周りに悟られないように)

少年(マフラーに深く、顔をうずめた)


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