【モバマス】琥珀色のモラトリアム
1- 20
42:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/03(土) 00:47:14.28 ID:vBuyWfgt0
「大人と子供、か。いつかもそんな歌を歌ったね……あの頃からボクは、少しは大人になれただろうか」

独り言のように指向性を持たない呟きが、二人だけの部屋に霧散してゆく。

「……大人になるって、どういうことなんだろうな」

すると、半分ほどになったカップをテーブルに置き、ため息混じりに彼が呟いた。

大人になる。
成人する。子孫を残せるまで身体が成熟する。自分の行動に責任を持つ。働いて金を稼ぎ、自立して生活する。
これらはきっと、彼の求める答えとは異なる。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
60Res/34.15 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice