【ミリオン】君がいる愛しい世界
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7: ◆nmcoT1iylg[saga]
2018/04/26(木) 23:45:59.36 ID:f2WBlHUh0
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 約束した日の昼前。劇場の裏口で待ち合わせてから最寄りの駅に向かう。六月のはじめ、梅雨も近いが見事な快晴で雲も少ない。エミリーは行き先については尋ねずに後ろをついてくる。
 また三歩後ろを、とか考えているのかなと思って振り返ると思ったよりも近くにいて驚いてしまった。
 駅に着いて、エミリーにちょっと待っておいてと言い残して券売機へ向かう。降車駅までの切符を買うために料金表を見上げた。そうか、中学生はもう大人料金なんだったとなぜか実感した。
 大人二枚分、機械が吐き出した切符を取る。柱のそばで立っていたエミリーに切符を一枚手渡した。

「じゃあ行こう」
「はい」


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