【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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453: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/08/18(土) 21:32:07.65 ID:CqMCvVly0


エリカ「そんなそわそわしてたら言わなくてもわかるわよ。もう、子供じゃないんだから」



口に出さなかった私の疑問をすぐ察する当たり、エリカさんが凄いのか私が分かりやすすぎるのか。

とはいえ、



みほ「まだ子供だよ……中学生だよ……」



エリカさんがやたら大人びているだけで15歳なんて子供も良いところだろう。

だいたい、生活費だって親からの仕送りでなんとかなっているのだから、子供であることを否定できないはずだ。

そう伝えると、エリカさんは回答を避け、「さっさと食べましょう」と赤星さんに目配せをした。

めんどくさくなったら逃げるのは子供のすることじゃないのかなあ……



小梅「エリカさん、お小言はそのくらいにして。ほら」



急かすエリカさんに赤星さんが耳打ちをする。

それに対して「……やらないとだめ?」と上目遣いで返すエリカさん。

私がどうしたのだろうと目をぱちくりさせていると、二人は襟を正して私に向き直る。




小梅「みほさん!」

エリカ「……みほ」




小梅「お誕生日おめでとうございます!!」

エリカ「誕生日おめでとう」



「イエー!!パチパチパチ!!」と口で言いながら拍手をする赤星さん。

それに対して「おめでとー……」とめんどくさそうに手を叩くエリカさん。

こうやって誕生日を祝福されるだなんて初めてで、

赤星さんに、エリカさんに祝ってもらえることが嬉しくて、私の目に涙が浮かんでしまう。



みほ「赤星さん、エリカさん……私、私……あ、ありがとうっ……」

エリカ「あーもう。泣くんじゃないわよ」



エリカさんに差し出されたハンカチで涙を拭い、少し赤くなった目でもう一度二人を見つめる。





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