【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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456: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/08/18(土) 21:41:24.36 ID:CqMCvVly0
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楽しい時間は流れ、そろそろケーキの出番かなと期待をし始めた頃、
赤星さんがエリカさんにそっと耳打ちをする。
エリカさんはそれに仕方ないわね、といった表情で答えると部屋の隅に向かう。
そこにはエリカさんたちの上着や荷物が積まれていて、それを崩すと、ラッピングされた小さな箱と袋が出てきた。
その時点であれが何かを察し、そわそわしだした私を見て、赤星さんが嬉しそうに微笑む。
小梅「みほさん、誕生日と言えばなんでしょう?ヒントはプで始まってトで終わるカタカナ5文字です」
テレビの視聴者プレゼントクイズみたいな問いかけだね……
エリカ「馬鹿な事やってないで、さっさと渡しちゃいましょう」
「風情のない人ですね」と、赤星さん。
エリカさんは赤星さんに小さい方を渡すと、二人そろって私に向き直る。
小梅「みほさん、お察しの通りプレゼントです」
みほ「い、良いの……?」
恐る恐る尋ねる私に赤星さんは「何言ってるんですか」と微笑む。
小梅「誕生日パーティーは、プレゼントまでセットですよ」
みほ「で、でももう料理もケーキももらったし……」
小梅「あーそういうのいいですからっ!」
じれったいと言わんばかりに私の言葉を遮って、赤星さんは手に持った箱をずいと差し出してくる。
小梅「私からのプレゼントはこれです。はい、どうぞ」
差し出された小箱のラッピングを解いて箱を開けると、カラフルで可愛らしいお菓子たちがあらわれる。
みほ「わぁっ!?マカロン!!良いの!?これ、高かったでしょっ!?」
小梅「お世話になってる人のお祝いぐらいちゃんとしようかなって。みほさんマカロン好きって言ってましたし」
みほ「ありがとう赤星さんっ!!」
小梅「いえいえ、喜んでもらえて何よりです。……それじゃあ」
赤星さんはちらりと隣のエリカさんを見やる。
エリカさんはその視線にそっぽを向いて返すと、一歩私に近づく。
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