【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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461: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/08/18(土) 21:57:38.80 ID:CqMCvVly0






小梅「あ、そうだ聞いておかないと」



写真も散々とって、料理もケーキも堪能して、そろそろお開きかなと寂寥感が胸の内を満たし始めた頃、

お皿を洗っていた赤星さんが唐突につぶやいた。



みほ「何が?」

小梅「エリカさんの誕生日っていつですか?」



その問いかけはお皿を運んでいる私を通り過ぎて、テーブルを拭いているエリカさんに投げられる。

エリカさんの誕生日。

それは、私も前々から知りたかったことだ

何度か聞いたことはあるものの、「なんでそんな事教えないといけないのよ」と素っ気なくされてしまっていたのだ。



エリカ「なんでそんな事教えないといけないのよ」



そしてやはりと言うべきか、エリカさんは赤星さんの問いかけに対して素っ気なく、視線を向けることもなく返す。



小梅「何言ってるんですか。祝った側が次は祝われるのはもはや義務ですよ。拒否権はありません」



皿洗いを終えた赤星さんは手を拭きながらエリカさんの前に正座する。

その強い口調にエリカさんは思うところがあったのか、テーブルを拭く手を止める。



みほ「エリカさん……私も、エリカさんの誕生日お祝いしたいよ」



私も赤星さんの隣に正座して、エリカさんをじっとみつめる。

これで言わないのであれば泣きついてやろうかと思うほどの情感を込めて。

それ受けてエリカさんは2度3度視線を左右に動かし、



エリカ「……3月6日」


ポツリとつぶやいた。





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