【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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462: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/08/18(土) 22:00:38.28 ID:CqMCvVly0
小梅「……エリカさんって、早生まれだったんですね」
エリカ「この年になるとあんま変わらないわよ」
みほ「つまり、この中で一番年下なのがエリカさんって事だね」
エリカ「……そう言われるのが嫌だったから言わなかったのに」
唇を尖らすエリカさんの姿は、なんだかいつもより可愛らしく思えて、私は少し調子に乗ってしまう
みほ「お姉ちゃんって呼んでも良いよ?」
小梅「小梅お姉ちゃん。リピートアフタミー」
エリカ「ぶっ飛ばすわよ?」
にこやかに拳を握るエリカさんを見て、私たちは正座の姿勢を最大限に活かした平身低頭への姿勢移行で許しを請うた。
エリカ「……私の姉は一人で充分よ。あなたがそうなようにね」
その言葉に顔を上げるとエリカさんはベッドに腰を掛け、すっかり暗くなった窓の外に視線を向けていた。
みほ「……エリカさんのお姉ちゃんってどんな人なの?」
小梅「それ、私も気になります」
エリカさんのお姉ちゃんなのだから綺麗な人なのは間違いがない。
性格も似通っているとしたらツンツン姉妹だね。
そんな益体もない事を考えながら返答を待っていると、エリカさんは苦笑交じりに答える。
エリカ「……構いすぎて猫と妹に嫌われるタイプね」
ああ……エリカさん、苦労してたんだなぁ……
言葉の端からにじみ出る思い出し疲れに私たちはエリカさんの苦労を偲んだ。
エリカ「あなたが羨ましいわ。あんな良いお姉さんがいるのだもの」
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