【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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467: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/08/18(土) 22:25:43.79 ID:CqMCvVly0


どうでもいいように呟くエリカさん。

む、その言葉は聞き捨てならない。

あれだけのボコを作れるエリカさんが、その魅力を理解していないだなんてボコ界の損失だ。

私は端的に、かつ分かりやすくエリカさんにボコをプレゼンしようと声を上げる。



みほ「ボコはどんな相手にでも立ち向かうけど弱いからボコボコにされちゃうのっ!」

エリカ「……それのどこがいいの?かっこ悪いだけじゃない」

みほ「いいのっ!それがボコだから!」



力強い私の言葉にエリカさんもボコの良さを理解してくれたのか、そっと微笑む。



エリカ「……なら、ファンのあなたもその子を見習って、もうちょっと強気になりなさい」

みほ「う……そ、それはいいかな……」

エリカ「なんでよ?」

みほ「だって……私には、エリカさんがいるから」



その言葉を口にしてから、不味い事を言ってしまったと気づく。

エリカさんが、甘えるようなことを許すわけがないのに、

浮かれていたせいで、私の口から重さが消えてしまっていた。

折角の誕生日なのにまた小言を言われるのか……

そう思いつつ、それがエリカさんの良さなのだから仕方がないと覚悟を決めて目をつぶるも、

お説教は飛んでこず、どうしたのだろうと恐る恐る目を開くと、

エリカさんはじっと、私を見つめていて、その瞳は優しくて、微笑みを称えている口元が

ゆっくりとその形を変える。



エリカ「……しょうがない子ね」

みほ「え……?」




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