【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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468: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/08/18(土) 22:26:25.78 ID:CqMCvVly0
その言葉の意味を、一瞬理解できなかった。
エリカさんのセリフを頭の中で反芻することでようやく、エリカさんが怒っているわけではないと分かり、
それがまた違和感と疑問を呼んで私はあっけにとられたままになってしまう。
そんな私を見て、エリカさんは怪訝な顔をする。
エリカ「何よ」
みほ「……怒らないの?」
エリカ「怒られたいの?」
私は風切り音を立てながら首を左右に振る。
エリカ「なら変な事気にしてるんじゃないわよ」
そう言ってエリカさんはじっとこちらを無言で見つめ、部屋に静寂が戻ってくる。
エリカさんのまるで、私を測っているかのような視線に居心地の悪さを感じ、
私は何でも良いから話題を振ろうと、声を出す。
みほ「……エリ――――」
エリカ「みほ」
呼ぼうとしたエリカさんの名前は、それよりも強く出された私の名前によって遮られる。
エリカ「……今日はあなたの誕生日よ」
みほ「う、うん」
先ほどまでそれを祝っていてくれたのに一体どうしたのだろう。
エリカ「誰だって生まれたからには祝福されるべきだわ。相変わらずダメな子でもね」
みほ「エリカさん?」
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