【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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469: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/08/18(土) 22:27:48.80 ID:CqMCvVly0


エリカさんは視線を落として、口に含むように語る。

それはまるで、自分自身に言い聞かせているように聞こえた。

私がいまいち状況を理解できていないのに、エリカさんは決意を固めたように私を見つめる。



エリカ「だから、まぁ、今日ぐらいは」



ため息交じりの言葉と共に、エリカさんは胸の前で手をぎゅっと握る。



エリカ「きっと、あなたはこれから間違えるんでしょうね。いらん事言って私を怒らせて、変な事言って周りを戸惑わせて、授業中に居眠りして、コンビニに長居して」



小言のような内容なのに、まるで慈しむように



エリカ「頑固なあなたはきっと、誰かの言葉に耳を傾けず突っ走る時があるんでしょうね。その結果、誰かに迷惑をかけて落ち込むんでしょうね」



呆れたような言葉なのに、どこか嬉しそうに



エリカ「その度に、誰かがあなたを怒るんでしょうね。でも……それで良いのかもね」



エリカさんはそっと髪をかきあげる。

花のような香りが目の前の私にまで届いてきて、私の胸の温度が少し上がる。

「みほ」。彼女が、呟くようにその名を呼ぶ。

大きく息を吸って、どこまでも深く、透き通るような碧い瞳で私の視線を釘づけにして、





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