【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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499: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/08/25(土) 22:15:29.05 ID:1geMu67V0


まほ「なんだ知らないのか。聖グロの諜報網とやらも大したことないな」

ダージリン「……どういうこと?」



再び鋭くなる双眸。

思った以上に私の挑発は効いてしまったようで、内心焦ってしまう。

そ、そこまで怒らせるつもりは無かったんだが……

日ごろの人間関係の希薄さからくる距離感の測り違いがここに来て不和を産む羽目になってしまった。

いくらなんでも、このままダージリンを帰した日にはあることない事騒ぎ立てられ、とんでもない不躾隊長と揶揄されるやもしれん。

私は誤解(いや、挑発したのは紛れもない事実だが。)を解こうと説明を図る。



まほ「い、いや……みほもそうだが、私が一番待っているのは……エリカなんだ」

ダージリン「逸見、エリカさんの事?」



鋭く細められた瞳は、途端に真ん丸に開き、

ダージリンはあっけにとられたようになってしまう。

なんとか誤魔化せたか……?

私は努めて冷静に、言葉を続ける。



まほ「なんだ知ってるじゃないか」

ダージリン「言ったでしょ?うちの諜報は優秀だって。榴弾姉妹の片割れを知らないわけがないでしょ?」



やっぱり知ってたか。

みほとエリカが知ったらまた頭を痛めてしまうかもな。

まぁ、元をたどればあの二人が蒔いた種なのだから甘んじて受け入れてもらうしかないが。



ダージリン「だけど、エリカさんは今副隊長よ?もちろん優秀なのは間違いないけれど……妹のみほさんよりも期待をかけるだなんて」





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