【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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503: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/08/25(土) 22:28:27.88 ID:1geMu67V0


アッサム「……どんな話ですか?」

ダージリン「逸見エリカを知ってる?」

アッサム「当然です。というより私が調べてあなたに伝えたんですよ」

ダージリン「そうだったわね。……まほさんがね、エリカさんを随分と買っていたのよ」

アッサム「中等部の副隊長なんですから、それは当然じゃないですか?」

ダージリン「一番期待している。とも言ってたのよ?」

アッサム「……確か、中等部の隊長は彼女の妹だったはずじゃ」

ダージリン「ええ、それなのに。まほさん、よっぽど良い事があったのかもね。エリカさんの事を話してる時ずっと笑顔だったわ」



ダージリンは思い出し笑いをしてしまう。

だってあの鉄面皮がまるで一端の少女のように緩んでいたのだから。



ダージリン「私は、それが気になるわ。あの西住流の娘がそこまで持ち上げる存在がどんな人なのか」

アッサム「そうですか。ならまた調査しないといけないですね」



やれやれといった風にアッサムはダージリンの願いを聞き入れる。

相変わらず面倒ごとを押し付けてくる人だとアッサムは思うも、

調査は自分の得意分野であると同時に、一種の趣味みたいなものだというのも自覚しているので、

拒否するつもりは毛頭ない。

ダージリンもそれを理解しているからこそ、アッサムに頼んだのだから。



ダージリン「頼んだわ。……ねぇ、アッサム?」

アッサム「なんですか」



ダージリンの声色が急にねちっこくへばりつくようなものになる。

そしてアッサムは知っていた。

それがダージリンがおかしなことを思いついた時に出す兆候なのだと。





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