【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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585: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/11/10(土) 22:25:18.28 ID:84Q0qfUC0
みほ「それとこれも」
私たちのプレゼントは充分堪能してもらったので、ここでもう一つ。
未だ時計の輝きに目を奪われているエリカさんに、そっと小箱を差し出す。
エリカ「え?二つも?」
みほ「ううん、ハンドタオルは私からで、これはお姉ちゃんから」
エリカ「……まほさんが」
『これ、エリカに渡しておいてくれ』
相変わらずの無表情で言葉少なめに渡されたエリカさんへのプレゼント。
いきなり私の部屋に来たと思えばなんてことは無い、お姉ちゃんもエリカさんの誕生日を祝いたかったらしい。
だから、一緒に行こうと誘ったのにお姉ちゃんはなぜか固辞してさっさと帰ってしまった。
小梅「先輩も来ればよかったのに……」
みほ「新年度が近いからお姉ちゃんも色々忙しいのかも」
お姉ちゃんは新隊長なのだから、私たちを迎えるにあたって色々頭を悩ませているのかもしれない。
……新副隊長である私が呑気にしていていいのかと罪悪感が芽生えるが、今日だけは許してほしい。
明日、何か手伝えることが無いかお姉ちゃんに聞きに行こう。
エリカ「これ、開けて良いのかしら……」
みほ「いいに決まってるでしょ。ほら、早く早く」
エリカ「急かさないでよ」
お姉ちゃんからのプレゼントを手に逡巡しまくってるエリカさんを急かして箱を開けさせると、
中から出てきたのは一本のペンだった。
みほ「……これって、万年筆?」
エリカ「……」
小梅「なかなか渋いプレゼントですね」
みほ「でも、お姉ちゃんの事だからちゃんとしたのだろうし、良い物だと思うよ」
よく見ればその万年筆はお姉ちゃんがいつも使っているのと同じやつのようだ。
なるほど、自分が使ってて使い心地が良かったものをプレゼントしたというわけか。
お姉ちゃんらしい相手の事をよく考えたプレゼントだなと思う。
それにしても、
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