【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
↓ 1- 覧 板 20
598: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/11/17(土) 23:16:16.90 ID:+ZhhncjE0
あの子達のことだからそんな事だろうとは思っていたが。
妹はともかく後輩とも同じ考えを持ってしまうだなんてちょっと単純すぎだろうか。
私が内心唸っていると、電話越しのエリカが苦笑する。
エリカ『ほんと、お節介ばっかりですよ』
まほ「お前が言うのか」
他でもないそのお節介のせいで未だ黒森峰内外に轟く異名を持ってるお前が。
エリカ『あら、私はいらぬお節介はした事ありませんよ』
まほ「……ああ、そうだな」
お前のお節介に救われた奴が少なくともここにいるしな。
きっと、みほも。
エリカ『……今日は楽しかったです。でも……まほさんが来れなくて残念です』
まほ「同級生3人集まって友人の誕生日パーティーをするんだ。邪魔者になるつもりはないさ」
エリカ『そんな事ありませんよ。邪魔者だなんて……』
違うんだよ。お前たちが邪険に扱うだなんて思ってない。
私が、私自身が。自分を邪魔者だと思ってしまうんだ。
少なくとも、あの3人の間に割って入るには私はまだ、距離があるから。
でも、
まほ「だから……次は私も祝わせてもらおうか」
もうすぐ新学期が来る。
待ち望んだ日々が、ようやく始まる。
その時、今度こそ私は近づいて行こうと思う。
遠慮するつもりは、無い。
978Res/708.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20