【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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599: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/11/17(土) 23:21:48.91 ID:+ZhhncjE0
エリカ『…ええ、是非。でも、私ばっかじゃ悪いですよ。まほさんの誕生日っていつでしたっけ?』
まほ「7月1日だ」
エリカ『あ……』
流石というべきか、エリカはすぐに察したようだ。
私の誕生日はちょうど全国大会の時期にある。
場合によっては試合日と重なることもあるし、そうでなくとも大事な時期に呑気に誕生日を祝うつもりはない。
ましてや次は大事な大会なのだから。
まほ「もちろん、大会の真っ最中に祝ってもらうつもりはないさ」
エリカ『……すみません、私無神経な事を……』
10連覇がかかった大会の真っ只中、いくら盤石の体制を築いてきたと思っていようとも、不安をなくすことはできない。
私がそうなのだから後輩たちなんてなおさらだ。
そんな中祝ってもらおうだなんて思えるほど私は鈍感でもなければ無神経でもない。
まほ「気にするな。それに……祝ってもらうなら気兼ねなくしてもらいたいしな」
エリカ『……なら、大会後ですね。あの子たちだけじゃなくて隊員全員を巻き込んじゃいましょうか?』
とんでもないことを言うなコイツは……
まほ「やめてくれ……祝い事ってのは数を揃えれば良いってものじゃないだろ?」
エリカ『きっとみんな喜んで参加してくれると思いますよ?』
本気か冗談かわからない言葉に、私はため息交じりに答える。
まほ「そうじゃなくて……私は、貴女たちに祝われたいのよ」
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