美希「エンジェルのAは愛してるのA、なの」
1- 20
2: ◆a/VLka4bp3Eo
2018/06/16(土) 13:49:12.90 ID:NSDqj0DG0
 週末。花金。飲み会。
 実に心躍る予定はあらかじめご破算になっていた。
 それもしょうがない。こんな仕事を初めてしまったのがいけないのだ。



3: ◆a/VLka4bp3Eo
2018/06/16(土) 13:49:46.22 ID:NSDqj0DG0
 次の日がラジオ収録ということでお流れになった恒例の飲み会の代わりに、馬場このみは帰る前に彼女の同僚に声をかけようとしていた。
 何も変な思いつきでもない。単に挨拶をするだけ。
 向かうのは飲み会が流れた代わりに、春香や琴葉や主に美奈子が食事をふるまっている最中の男性用仮眠室。
 実は少しご相伴に預かれないかな、などという下心もある。

以下略 AAS



4: ◆a/VLka4bp3Eo
2018/06/16(土) 13:50:17.09 ID:NSDqj0DG0
「……ふっ……んっ……はぁっ……あ、このみさん……お疲れ様です……」

 あれか。週末の夜、デスクに上着。テンションMAXでしょうとでもいうつもりか。
 さすがにない。それはない。
 しかも明らかにこっちの存在に気付いているのになぜ彼の上着の匂いをかぐのをやめないのか。
以下略 AAS



5: ◆a/VLka4bp3Eo
2018/06/16(土) 13:50:46.43 ID:NSDqj0DG0
「………ぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああ!?」

 そう、叫び声が近づいている。
 どっから聞こえてくるのか、と察する間もなく。

以下略 AAS



6: ◆a/VLka4bp3Eo
2018/06/16(土) 13:51:14.54 ID:NSDqj0DG0
-----------------------------------------------------------------------------------------------

 天使。
 そう呼ばれるアイドルがいる。

以下略 AAS



7: ◆a/VLka4bp3Eo
2018/06/16(土) 13:51:52.35 ID:NSDqj0DG0
「はいというわけで復活しました茜ちゃん!
 撫でてくれてもいいよ、プロちゃん!ここにいないけどね!
 だから撫でてもらうためにプロちゃんに会いに行きます!」
「流石茜ちゃん!まだ足りないんだね!」
「おうやめろや」
以下略 AAS



8: ◆a/VLka4bp3Eo
2018/06/16(土) 13:52:53.25 ID:NSDqj0DG0
「ちょっと人多すぎよさすがに。
 いや皆がプロデューサーに用事あるのはいつものことだけど」
「はい〜。靴ひもが切れて、黒猫が目の前を横切ったので〜」
「意味がわからない」

以下略 AAS



9: ◆a/VLka4bp3Eo
2018/06/16(土) 13:53:32.10 ID:NSDqj0DG0
------------------------------------------------------------------

「「いやあああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!?」」

 絹を裂くような叫び声が綺麗にハモる。 
以下略 AAS



10: ◆a/VLka4bp3Eo
2018/06/16(土) 13:54:06.56 ID:NSDqj0DG0
「ちょっとプロデューサー!?これはどういうこと!?」
「いやどういうこともこういうことも」
「なんだぁ。プロデューサーの身には何もおこってなかったんだねぇ」
「なんでひなたが……えっとだな」
「てへへぇ……プロデューサーさんの匂い……」
以下略 AAS



11: ◆a/VLka4bp3Eo
2018/06/16(土) 13:54:57.33 ID:NSDqj0DG0
「何よ」
「あの匂いに敏感な、可憐ちゃんがね、全然動じてないの」
「だから何」
「うーん、その。つまり……そういうことしたら、そういう臭いがするじゃない?」
「あっ」
以下略 AAS



21Res/19.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice