岡部「俺は鈴羽を――お前の事を救えたか……?」鈴羽「――」
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12: ◆mcn/WZ3k0ZKj[saga]
2018/06/28(木) 20:02:49.47 ID:5LgnJack0
ダルが行ってしまう。こいつはラボから出ていく気だ。
多分、今ここから出て行ったら。こいつは二度と、俺に鈴羽を会わせ様としてくれないだろう。


「第一、オカリンさ。救う救うって散々っぱら言ってるけど、
本当に救われたいのはオカリンの方じゃないのかお?」

「違う……俺は……っ!」


確かに俺だって少しくらい救われたいと思う心はある。
でもそれ以上に大事なラボの仲間を救いたいと思うこの気持ちは、
そんな、俺自身の小さな想いと比べられる様な次元じゃないんだ。


「そうじゃないんだ……俺はただ……鈴羽を救ってやりたいだけなんだ……。
前の世界線の記憶を持つ俺には、鈴羽を救わなければならない責任があるんだよ……。」

「……これはかなり重症ですね。わかりません。
僕の知らない内に、なんか随分と傲慢になっちまったな、お前。
これは少し頭を冷やしてじっくりと考える時間が必要だと思われ。」

「ダル……?」

「……じゃあ僕は行くお。オカリンはさ、
もうα世界戦での事は忘れて自由に生きてもいいと思うんだ。
落ち着いたらまた連絡くれお。僕達待ってるからさ。」

「ダル……俺は……。」


そういうとダルはラボから出て行ってしまった。
俺はやはり……間違っているのだろうか……。


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