岡部「俺は鈴羽を――お前の事を救えたか……?」鈴羽「――」
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36: ◆mcn/WZ3k0ZKj[saga]
2018/07/27(金) 00:56:17.25 ID:fuVfeN7c0
「……フゥーッハッハッハ!よくぞ帰ったなバイト戦士よ!
 わけもわからず困惑しているだろうから、教えておいてやろう。
 お前がタイムマシンに乗ってから色々あってな――」


俺は鈴羽に、鈴羽がタイムマシンに乗った以降の事を話して聞かせた。
β世界線に行ってまゆりの死を回避し、SERNのディストピアを回避した事。
そしてSG世界線に到達した事、紅莉栖を救った事も。
鈴羽自身の事に関しては。RSの発動によりα世界線の事を思い出した、と言う事にした。


「あら?厨二病は卒業したんじゃなかったかしら?」


紅莉栖が横から茶々を入れてくるが、それは無視した。
何故かニヤニヤと気持ちの悪い笑みをしているが気にしない。


「え、ええー!?あれからに、25年後!?そんなのあ、あたし聞いてないよ!?
 しかもこの体はSG世界線……だっけ?のあたしの体だなんて……。
 というかRSって、岡部倫太郎特有のものじゃなかったの?」


RSが発動した。という事に関しては完全に嘘なのだが、
俺には鈴羽にお前は今日一日で消える、
α世界線の鈴羽の記憶を持った別人――とはとても言えなかった。


「いや、確かに俺はRSの能力が人よりも強く、前の世界線の記憶を完全に覚えている事が出来る。
だが、RSは人々の誰もが大なり小なり持っているものだ。
完全には覚えていなくとも、夢やデジャブなどの様な感覚で常日頃感じている。」

「そこにいる紅莉栖だってリーディング・シュタイナーがあるから、
 少しづつではあるが、あの世界線での記憶を思い出していったんだ。」


紅莉栖が黙って頷く。


「そうだったんだ……それなら納得。それじゃあやっぱりここは?」

「現在時間は西暦2036年――
 だが未だにSERNによるディストピアは起こっていない。
 お前の望む平和な世界が実現したんだ。」


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