岡部「俺は鈴羽を――お前の事を救えたか……?」鈴羽「――」
1- 20
9: ◆mcn/WZ3k0ZKj[saga]
2018/06/28(木) 19:51:31.31 ID:5LgnJack0
「だからずっとこの世界線で暮らさせてやりたいだなんて都合のいい事は言わない!
 一日だけ……一日だけでもあの鈴羽≠ノ平和な世界を見せてやりたい!
 お前のやった事は無駄じゃなかったと教えてやりたい……!」


気が付くと俺は冷静さを失い、声を荒らげていた。
もう止まらなかった。高ぶっていた感情を抑えられない。
自分でもこれから最低な事を言おうとしているのはわかっている。
だがそれでも止まる訳にはいかなかった。俺自身がそれを許さなかった。


「だから――」

「オカリン、落ち着いて。」

「す、すまない……少し熱くなってしまったようだ……。」


俺の言おうとしている事をダルに静止される。
顔のてっぺんまで熱くなった俺に対して、ダルのその冷めた目を見られると。
少し、高ぶっていた感情が抑えられた。


「オカリンの気持ち、わからないでも無いよ。
 α世界線での鈴羽の事はRSで思い出せる出来事の中でも、一番記憶に残ってる。
 だから、あの鈴羽が救われないって思うと胸が張り裂けそうだお。」

「それなら――!」

「でもそれとこれとは話は別。鈴羽は僕にとっても由季にとっても大事な娘なんだ。
 それをオカリンは――お前は!僕たちの鈴羽に――」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
52Res/64.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice