佐々木「やぁ、キョン。待ちくたびれたよ」キョン「佐々木……何してるんだ?」
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15:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 22:33:31.07 ID:sSMsKf7k0
佐々木「どうやら思うところがあるようだね」

キョン「ああ、いや……気にするな」

探るような視線から目を逸らす。
幸い、それ以上追及してくることはなかった。
あいつのことについて、佐々木にベラベラ話すつもりはなかった。言えないこともある。

ジョン・スミス。

俺が持つ、ハルヒに対するジョーカー。
その名をあいつは未だに忘れていないだろう。
当たり前だ。忘れないように印象付けた。
今となっては4年前の七夕の日の出来事だ。

それを踏まえた上で。
ハルヒが高校入学時にジョン・スミスを探していたと仮定するならば、そいつを見つける為に最も有効な手段は先の自己紹介だろう。
髪を切らずに伸ばしていたのも、おかしな自己紹介も、全て俺を探す為の手段とするのなら。

なんなく、理解出来た。
そして髪を切った理由も今ならばわかる。
あの日ハルヒは、ジョンと決別したのだ。
そいつを見つけるよりも、SOS団での活動に意義を見出したのかも知れない。

佐々木「最後の結論については見当違いな気もするけど、まあ、キョンらしい理論かもね」

これだから、頭の良い奴は。
ひとの結論に駄目出しすんな。
だいたい、口に出した覚えはないぞ。


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