佐々木「やぁ、キョン。待ちくたびれたよ」キョン「佐々木……何してるんだ?」
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16:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 22:35:53.48 ID:sSMsKf7k0
佐々木「さて、涼宮さんのことはともかく」

キョン「なんだよ」

くつくつと、おちょくるような含み笑い。
若干いらつきながら話の続きを促す。
すると佐々木は、今度は自分について語った。

佐々木「涼宮さんが鮮烈な自己紹介をしたのとは対照的に、僕は地道に自らを知らしめた」

キョン「地道に?」

佐々木「そう、おかしな口調を演じてね」

そこまで言われて、ようやく合点がいった。
たしかに、地味で地道な自己紹介だ。
しかし、堅実で確実な方法とも言える。

佐々木「おかしな口調で僕は素晴らしい友人を獲得することが出来た。それが、キミだよ」

なるほどな。
要するにまんまと俺は惹きつけられたわけだ。
こうしてみると案外、世の中の奴らは色々と創意工夫を凝らして立ち回っているのかもな。

佐々木「それは間違いないだろうね。意識的にせよ、無意識にせよ、何かしらの意図は絡む。本能すら従えて、人は他人と関わるのさ」


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