佐々木「やぁ、キョン。待ちくたびれたよ」キョン「佐々木……何してるんだ?」
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21:名無しNIPPER[sage]
2018/07/16(月) 22:45:42.24 ID:sSMsKf7k0
佐々木「朝比奈さんのような愛らしさや、長門さんのような危うさがあれば、キミだって放って置かなかった。きっと、気にかけてくれた」

まるで自己暗示だ。
佐々木はそう思い込んでいるらしい。
待っている間に、色々と考えたのだろう。
頭が良いからこそ、ドツボに嵌ったらしい。

佐々木「縁の下で支えるなんてまっぴらだし、かと言って涼宮さんのように表舞台でキミと並び立つ資格もない。こうして、待ち伏せて……コソコソとキミに会うことしか、出来ないんだ」

もしかして、泣いているのかと思った。
しかし、涙は流れていない。
真っ直ぐ前を睨む眼差しは、乾いている。
佐々木は、強かった。俺よりも、遥かに。
だからこそ、安心していた。大丈夫だと。
こいつなら、何も心配はいらないと。

そんな自分をぶん殴ってやりたい。

キョン「佐々木、さっきの質問だけどな」

俺は自らの間違いを訂正する。
俺にとって、佐々木はどんな存在か。
その問いかけに、真摯に答えよう。
気恥ずかしさなんて、この際捨て置こう。

キョン「俺にとってお前は……唯一、背を預けられる存在だ。他にそんな相手は居ない」


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