3:名無しNIPPER
2018/08/14(火) 22:57:25.78 ID:NMclZV9GO
 >>2訂正します 
4:名無しNIPPER
2018/08/14(火) 22:57:53.46 ID:NMclZV9GO
 ある日、ひとだすけの日々をおくるロボットくんにこんなことをきくひとがいました  
  
  
  
 「どうしてあなたはひとだすけをするのですか?」  
5:名無しNIPPER
2018/08/14(火) 23:04:09.34 ID:NMclZV9GO
   ロボットくんはじぶんをかえりみることがありません 
   いつでもだれかを助けることがさいゆうせんなので、しょっちゅううでやらあしやらがけいきよくとんでいきます 
  
   そのたびにだれかが泣いて、ロボットくんはおろおろしながらまとはずれなことばかりいうのです 
  
6:名無しNIPPER
2018/08/14(火) 23:13:35.62 ID:NMclZV9GO
   ロボットくんはせかいじゅうを旅します。  もちろん、ひとだすけの旅です 
    
  
 さばくのまち 
 ごっかんのまち 
7:名無しNIPPER
2018/08/14(火) 23:21:08.93 ID:NMclZV9GO
   イノチをかけてたすけたあいてに、よけいなことをとにくまれたことがあった 
 トモとよびあったにんげんにうらぎられたことがあった 
 サイガイからすくいだしたむらのにんげんから、そうででいしをなげられおいやられたことがあった 
 イノチをねらわれるようなめにあったのはにどやさんどではきかない 
  
8:名無しNIPPER
2018/08/14(火) 23:43:20.92 ID:NMclZV9GO
   たびをつづけるロボットくんは、ある時ユメをみました 
   ロボットであるかれがユメなんてものをみるのはありえないのですが、なぜかきょうこのときだけはロボットくんはユメをみたのです 
  
  
 「わぁ、キレイだなぁ」 
9:名無しNIPPER
2018/08/14(火) 23:53:39.04 ID:NMclZV9GO
 ロボットくんはいいます 
  
 「ホシはすきです」 
 『ボクだって好きさ。  だから良く知っている。  アレはおよそ人間の目指す場所じゃない』 
  
10:名無しNIPPER
2018/08/15(水) 00:02:54.61 ID:U6hC9mgbO
 ロボットくんはめをさましました 
  
 ユメのなか、さいごのしゅんかん。  しろいせいねんはこまったようなえがおを浮かべていたような気がしましたが、ロボットくんは気にせずまたあるきはじめます 
  
  
11:名無しNIPPER
2018/08/15(水) 00:14:16.38 ID:U6hC9mgbO
   ながたびをへてロボットくんはとあるふんそうちたいーーひととひとがころしあいちをながしあうばしょへやってきました 
  
   そして、ロボットくんはひさしぶりにまたユメをみました 
  
  
12:名無しNIPPER
2018/08/15(水) 00:18:55.33 ID:U6hC9mgbO
 「でも私は知っています」 
  
 「私はずっとあなたを見ていたから。  誰も知らない痛みを背負っても、私だけは、あなたの傷のぜんぶを知っていたから」 
  
 「どんなに擦り切れても、傷ついても、あなたは歩き続けた。  そうして、旅の終わりの向こう側でーー」 
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