冷泉麻子「そど子卒業に際して」
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2: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 19:09:35.27 ID:Nn2yIfhz0

「冷泉さんっ! これで連続遅刻記録56日目よっ!」

 気力を振り絞ってなんとか校門まで辿り着いてみれば、見慣れたおかっぱ頭に叱責される。
 すでに風紀委員は引退して、相談役だか特別顧問だかいう役職に収まっているというのに、ご苦労なことだ。
以下略 AAS



3: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 19:13:48.86 ID:Nn2yIfhz0

「あ、麻子っ」

 下駄箱を抜けたところで沙織と鉢合わせた。

以下略 AAS



4: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 19:16:06.06 ID:Nn2yIfhz0

「卒業式の準備っ! もう来週だからね」

「あぁ、いつの間にかそんな時期か。ご苦労」

以下略 AAS



5: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 19:18:25.24 ID:Nn2yIfhz0

 初めは同学年と勘違いをしていた。

 身長も私と同じくらいだし、上級生らしき威厳もない。

以下略 AAS



6: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 19:22:06.80 ID:Nn2yIfhz0

 付き合いのある三年生は何人かいるが、私と一番縁が深いのはやはりそど子だと思う。

 初対面の頃はまさかここまでの付き合いになるとは想像していなかったが、いつの間にやら。
 俗にいう腐れ縁という奴だ。
以下略 AAS



7: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 19:25:00.00 ID:Nn2yIfhz0

「冷泉さんっ! これで連続遅刻記録57日目よっ!」

 昨日と比して、数字だけが一つ増えている。
 たったそれだけの違いで、変わらずそど子は校門前に立っている。
以下略 AAS



8: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 19:26:56.05 ID:Nn2yIfhz0

「さあ、わかったら早く校舎に入るっ! 遅刻の時間がどんどん広がっていくわよ! ほら、一秒、二秒――」

「はいはい、そど子……」

以下略 AAS



9: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 19:29:41.20 ID:Nn2yIfhz0

「麻子〜。卒業式の打ち合わせするから、麻子、カモさんチームのみんな呼んできて。あ、そど子先輩は駄目。在校生だけね」

 ぐうたら生徒会室のソファに寝そべっていたら、沙織にお使いを頼まれてしまった。

以下略 AAS



10: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 19:32:50.54 ID:Nn2yIfhz0

「金春さん」

「んー? あれ、どうしたの?」

以下略 AAS



11: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 19:34:43.15 ID:Nn2yIfhz0

「何をしてるんだ」

「風紀委員のみんなに指示を出してるの。ゴモヨ、風紀委員長だからね」

以下略 AAS



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