まゆり「あなたは誰ですか?」岡部「……ッ」
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1: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:21:46.61 ID:TX6juVmuo
※オリキャラ注意  

第一章 反復強迫のエムプーサ 

steins;gate world line 1.048596
2011年夏 未来ガジェット研究所



紅莉栖「――というわけで、私のおかげであんたはこの世界線に居られます」ドヤッ


 この不遜な顔が、こんなにも安心感を与えてくれる。


岡部「……助手風情に助けられてしまうとは、な」

紅莉栖「助手ってゆーな!」


 このやり取りも懐かしい。いや、体感では大した時間は経過していないのだが、もうここへ戻ってくることもないと覚悟していたものだからそう感じてしまう。
 これがシュタインズゲートの選択か。


岡部「フッ。破廉恥な手段を使いおってからに」ニヤリ

紅莉栖「バッ!? そ、それは海馬に強烈な記憶を植え付けるために仕方なくだな!」テレッ

岡部「この俺、狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真のファーストキッスの記憶を書き換えるとは、とんだマッドサイエンティストが居たものだ」ククク

紅莉栖「だあああっ!? い、言うな、バカッ!」


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2: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:25:31.48 ID:TX6juVmuo

 なにせ、今の俺の脳内には雑司ヶ谷の駅で見ず知らずの女の子――実際は未来から来たセレセブのはずだが――と出会った記憶がある。
 世界線の再構成なのかは知らないが、アメリカへ行く前の幼い紅莉栖がなぜか池袋にやってきて、なぜかホームでしょぼくれていた少年にキスをしたことになっていた。
 それだけではない。この時の少女、牧瀬紅莉栖こそが鳳凰院凶真の名付け親にまでなってしまった。典型的なタイムパラドックスが発生している気がするが……。
 うむ。考えれば考えるほど意味がわからん。
以下略 AAS



3: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:27:58.96 ID:TX6juVmuo

岡部「ああ。俺はこの世界線の住人なんだと。この世界線の未来の紅莉栖と、過去でつながっていたのだ、と」

紅莉栖「……そうね。そういうループがあるおかげで、時間移動と世界線漂流をし続けたあんたの主観、意識は、この世界線に固定されているのかもしれない」

以下略 AAS



4: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:29:02.94 ID:TX6juVmuo

 そんな話をしていると、ふいにラボの玄関の扉がガチャリと開いた。


まゆり「……あ、オカリンにクリスちゃん」
以下略 AAS



5: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:29:55.28 ID:TX6juVmuo

紅莉栖「怖い、夢?」

岡部「夢が怖くて寝れないのか?」

以下略 AAS



6: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:30:40.83 ID:TX6juVmuo

紅莉栖「は?」

まゆり「…………」コクリ

以下略 AAS



7: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:32:13.64 ID:TX6juVmuo

紅莉栖「そう決めつけるのは早計よ!」


 紅莉栖の言う通りだ。俺だって否定したい!
以下略 AAS



8: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:33:04.45 ID:TX6juVmuo

まゆり「怖くて……次はどんな風に殺されるんだろうって思うと、眠れなくて……」プルプル

紅莉栖「教えてくれてありがとう、まゆり」ダキッ

以下略 AAS



9: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:35:17.91 ID:TX6juVmuo

まゆり「スー……スー……」

紅莉栖「一瞬で眠りについた。よっぽど寝れてなかったのね」

以下略 AAS



10: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:36:15.25 ID:TX6juVmuo

紅莉栖「岡部のR世界線のケースと同一視するのは危険よ。そもそも、まゆりには完全なリーディングシュタイナーがあるわけじゃない」

紅莉栖「実際、死の体験以外の記憶は思い出してない。それに、まゆりの意識は世界線漂流を経験していない。そういう意味で、岡部のそれとは別次元の症状と言える」

以下略 AAS



11: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:37:27.59 ID:TX6juVmuo

萌郁「こんに、ちは……」


 階下のブラウン管工房のバイト、桐生萌郁。彼女がここにフラッと訪ねてくるのはそこまで珍しいことではない。一瞬まゆりのことを起こさないよう頼もうかと思ったが、元々もの静かなやつなのでその考えは刹那で捨てた。
以下略 AAS



12: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:38:30.86 ID:TX6juVmuo

岡部「まゆりッ!?」

紅莉栖「まゆり!?」

以下略 AAS



13: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:39:27.12 ID:TX6juVmuo

萌郁「あの、岡部く――」

岡部「すまない、萌郁。事情は後で話す。今は帰ってくれ」

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14: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:40:43.09 ID:TX6juVmuo

夕方 未来ガジェット研究所



以下略 AAS



15: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:41:48.42 ID:TX6juVmuo

岡部「親御さんに連絡をして、心療内科や精神科の受診を薦めるべきだ」

紅莉栖「そうね、とりあえずは。だけど、根本的な解決にはならない」

以下略 AAS



16: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:44:32.24 ID:TX6juVmuo

紅莉栖「まゆりは、全く脳内に入っていなかった別の世界線の記憶を夢という形で"思い出している"だけの状態よ」


 なるほど……。確かに、そうだろうな。別の世界から急にやってきた、知りもしない新しい情報が夢へと形を変えてまゆりを苦しめているのだ。
以下略 AAS



17: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:45:12.75 ID:TX6juVmuo

紅莉栖「ねぇ、みんな? そろそろお腹空かない?」


 話が行き詰まったところで、紅莉栖が研究室から出て行ったので後に続いた。
以下略 AAS



18: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:46:25.85 ID:TX6juVmuo

 夕食も済み、女子高校生ズ(1名男子)はさすがにそろそろ帰るべき時間となったので解散することにした。


フェイリス「バイバイニャ〜! 次は絶対負けないニャ!」
以下略 AAS



19: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:48:01.75 ID:TX6juVmuo

秋葉原駅 総武線ホーム



以下略 AAS



20: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:49:44.90 ID:TX6juVmuo

地下鉄丸の内線車内



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21: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:51:03.80 ID:TX6juVmuo

椎名家前



以下略 AAS



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