ヴァイス「少々席を外したいのですが」ターニャ「何故だ?」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2018/11/23(金) 23:00:50.30 ID:i37PCr8J0
「臆病者は帝国軍に不要だ。さっさと漏らせ」
「少佐殿! どうかお許しくださいっ!!」
「だから許すと言っているのだ。苦しみから解放し、今すぐ楽にしてやると。不服なのか?」
「小官はまだ戦えます! ですから、どうか!」
当たり前だ。これしきで屈することは許さん。
「ならば戦うのだ、便意と! 他の者も同様だ」
上官が振るう暴力に震え上がる隊員に告げる。
「貴様らが弱音を吐く度に、私は握りこぶしを腹にめり込ませる。それでも口を閉じなければ、次は蹴りだ。戦場で泣き言を口にすれば死に直結する。無論この臨床試験で貴様らが死ぬことはないが、同等の恐怖を味あわせてやる」
そこまでするかと、セレブリャコーフ少尉は思った。ここは戦場ではなく、宴会場なのに。
と、そこまで思ったその時、鋭い眼光が貫く。
視線を向けたデグレチャフ少佐は、説明した。
「ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ少尉。これは、対尋問訓練なのだよ」
「対尋問訓練、でありますか?」
「そうだ。下剤によって生じる便意を活用し、極限状態を擬似的に再現することで、より効果的に尋問に対する耐性を身につけることが可能となる。君にもその有効性がわかるだろう?」
「なるほど……しかし、これはあまりにも」
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