【安価】「あなたの目の前に知らない女の子がいて」
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2018/12/11(火) 22:02:20.02 ID:n0jmbQ8z0
 「結局、お前はどうしたいんだ?」と問う 
3:名無しNIPPER[saga]
2018/12/11(火) 22:14:03.11 ID:/2mGowikO
 「結局、お前はどうしたいんだ?」 
  
 そう言うと彼女は少しだけ振り向いた。口元が緩んでいるように見えた。 
 でもそれは僕に向けられたものではなくて、何か諦めに近い気がした。 
  
4:名無しNIPPER[sage]
2018/12/11(火) 22:23:03.15 ID:mi0tAGEwO
 マクドナルドのクーポン券をあげてケンタッキーに連れていく 
5:名無しNIPPER[saga]
2018/12/11(火) 22:56:52.32 ID:/2mGowikO
 「最後の晩餐くらい奢ってやる。これ持ってろよ」 
  
 ポケットからくしゃくしゃになったクーポンを出した。いつもらったものか、有効期限なんかも覚えていない。彼女は露骨に嫌そうな顔をした。 
  
 「せめて好きなもの食べさせてくださいよ。最後なんだから」 
6:名無しNIPPER[saga]
2018/12/11(火) 23:11:44.79 ID:/2mGowikO
 「あまのじゃくですね。まさか奢りってのも嘘ですか?」 
  
 「これから死ぬっていうのに金のこと心配しているのか?」 
  
 彼女は一瞬だけむっとして、すぐに笑ってみせた。 
7:名無しNIPPER[sage]
2018/12/11(火) 23:16:23.40 ID:NrhlVW5g0
 トイレに行く 
8:名無しNIPPER[saga]
2018/12/12(水) 22:13:24.75 ID:O3r3Yn6aO
 「どちらへ?」 
  
 「トイレだ」 
  
 後になって気がついたのだが、かなり早足で歩いていたようだ。携帯電話の画面にはネットニュースが写っていた。 
9:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/12(水) 22:16:33.81 ID:U8ikXWM+0
 家に連れていくか 
10:名無しNIPPER[saga]
2018/12/13(木) 21:39:11.48 ID:Ud9QK+Sa0
 「さて、食事も済んだことですし私を殺しに行きますか」 
  
 「まだだ。その前に寄るところがある」 
  
 それに気がついたのは店を出てからだった。普段は絶対にあり得ないことだったが、どうやら車のキーをどこかで落としたらしい。 
11:名無しNIPPER[saga]
2018/12/22(土) 04:08:25.34 ID:NmVjGQSu0
 僕よりもかなり高齢のくたびれたアパート。殺風景な部屋を見た彼女は「殺人って儲からないんですね」と言った。 
  
 「悪かったな。あいにく金とは無縁の人生だ」 
  
 「そのようですね」 
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