20:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:51:28.69 ID:uEGK3sYu0
「だからって、佐々木が男になる必要は……」
「おや？ 不満かい？」
ずいっと鼻先が触れそうな距離まで近づいた。
吐息が熱い。喉が乾いて生唾を何度も飲んだ。
21:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:52:32.99 ID:uEGK3sYu0
「佐々木、そろそろどいて」
「ああ、すまない。重かったかい？」
重くはない。まるで羽毛布団のような軽さだ。
しかし、いつまでも上に乗られては困る。
22:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:55:20.24 ID:uEGK3sYu0
「佐々木、こっち向いて」
きゅっと手を握って呼びかけても、無反応。
代わりに、佐々木もきゅっと握り返してきた。
照れ顔が拝めないのはとても残念だけれども。
23:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:56:07.05 ID:uEGK3sYu0
「ハルヒ」
「なによ、キョン子。どうかした？」
「ちょっと手貸して」
翌日の放課後。いつものお勉強の時間。
24:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:57:15.37 ID:uEGK3sYu0
「ハルヒ」
「なによ」
「こうしてると、ドキドキしない？」
勇気を出して恋人繋ぎに移行。様子を伺うも。
25:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:57:42.78 ID:uEGK3sYu0
「ちょっとキョン、聞いてんの？」
「んあ？」
「んあ、じゃないわよ！ 起きろ、このバカ！」
「痛っ！？ 何しやがるっ！？」
26:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:58:18.10 ID:uEGK3sYu0
「手を繋ぎたいんだが……」
「何度も言わなくても聞こえてるわよ！」
諦めたら試合終了。なので、粘ってみると。
27:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:59:02.60 ID:uEGK3sYu0
「キョン……こっち見て」
「ん？」
首を巡らせ振り向くと、しげしげと眺められ。
28:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:59:33.22 ID:uEGK3sYu0
少し早いですが、メリークリスマス！
フハハハハハハハハハハハハハハハッ！！！！
29:名無しNIPPER[sage]
2018/12/21(金) 00:10:51.14 ID:bxy+yBrUo
乙乙
30:名無しNIPPER[sage]
2018/12/22(土) 07:49:14.34 ID:KpnPwNfyO
控え目に言って最高だった
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