ほむら「エヴァンゲリオンVS魔法少女 最後の戦い」
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169: ◆wulQI63fj2[saga]
2019/03/24(日) 00:01:36.56 ID:7Bbxp8Ei0

碇シンジは顔を背け、恥ずかしがる――というよりも、困惑していた。
そんな言葉を向けられる資格はないんだと、そういう意志を言外に匂わせていた。
サードチルドレンはナイーブで内向的で葛藤持ち、と記憶に付け加えておく。

アスカ「そこの転校生、バカシンジなんかよりもこのアタシに感謝しなさい!」

ほむら「ありがとうございます」

アスカ「……なんか事務的に感じるんだけど」

ほむら「本心なのだけれど」

アスカ「フーン……まっ、べつに感謝されたくてやってるわけじゃないし、どうだっていいわよ」

トウジ「無茶苦茶やんけ!」

ほむら(なんというか……セカンドチルドレンは面倒臭い子ね)

エヴァのパイロットが以下に優れた存在なのか語り始めたアスカから目を離し、窓際にいる青い髪の生徒を見る。
青い髪の女子生徒はこちらに対して完全に無関心を決め込んでいた。
興味が無い、というよりそもそも意識の中に無いのかもしれない。

ファーストチルドレンは孤独を好む冷静タイプ、と記憶に付け足す。

ほむら(青い髪……ね)

ファーストチルドレンと同じように青い髪をした中学生をほむらは知っている。
物静かな彼女とは異なり、元気ハツラツとしていて好奇心旺盛。義理に篤く真っ直ぐな子だった。
かつては頼り、共に戦い、最期を看取り。
憎み、邪魔な存在だと蔑み、不要だと切り捨てたこともあった。

だけど、今なら分かる。
彼女は。
友達のことを心配し、そして好きな人のためにその生命を燃やしたあの子は――



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