3:名無しNIPPER[saga]
2019/05/04(土) 23:05:08.74 ID:lX2r1nsd0
  
  ◇ ◇ ◆ 
  
 プロデュースを始めた当初、俺はアイドルとしての高垣楓について改めて考えた。 
 この界隈において方向性というものは極めて重要だ。 
4:名無しNIPPER[saga]
2019/05/04(土) 23:29:08.80 ID:lX2r1nsd0
  
  
 お酒をゴクゴク飲んでは駄洒落を連発してるけど、綺麗で歌の上手いお姉さん。 
  
  
5:名無しNIPPER[saga]
2019/05/04(土) 23:36:55.88 ID:lX2r1nsd0
  
  「ウェディングドレスを含め、数箇所で撮影を行います。よろしいですか?」 
  
  「ええ。それで、プロデューサーは私にどんな水着を着せてお楽しみになりたいんですか?」 
  
6:名無しNIPPER[saga]
2019/05/04(土) 23:54:57.26 ID:lX2r1nsd0
  
  ◇ ◇ ◆ 
  
 チャペルと聞いてイメージしていたよりも随分と落ち着いていた。 
 式場と言うよりは本来の礼拝堂と言った方が近いのかもしれない。 
7:名無しNIPPER[saga]
2019/05/05(日) 00:15:29.81 ID:OWpqcD6m0
  
 彼女は微笑んだまま動かず、やがて軽く首を傾げた。 
 何をしているんだろうかと眺めている内に、 
 こつりこつりと靴を鳴らしながらこちらへと近付いてくる。 
 俺の三メートルで立ち止まり、楓さんが再び微笑んだ。 
8:名無しNIPPER[saga]
2019/05/05(日) 00:29:29.65 ID:OWpqcD6m0
  
 準備を終えたスタッフさん達に呼ばれ、楓さんが緩く手を振り返す。 
 俺も手元の進行表を見直しながら彼らの元へと向かった。 
  
  
9:名無しNIPPER[sage]
2019/05/05(日) 01:09:07.43 ID:SczZTxO6o
 ちょっと楓さん強すぎませんかね…… 
10:名無しNIPPER[sage]
2019/05/05(日) 03:19:45.45 ID:UDHTBX2Xo
 >>5 
 ほ? 
11:名無しNIPPER[saga]
2019/05/05(日) 09:14:50.85 ID:OWpqcD6m0
  
 足早に聖書台を目指そうとして、繋いだ手がぴんと水平に伸びた。 
 背後からこつ、こつんと足音が響く度に角度がついて、 
 立ち止まった俺の隣で、彼女もぴたりと立ち止まる。 
  
12:名無しNIPPER[saga]
2019/05/05(日) 10:31:04.40 ID:OWpqcD6m0
  
  ◇ ◇ ◆ 
  
  「お疲れ様でした」 
  
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