千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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10: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/11(土) 14:15:09.60 ID:XqTkDbxP0

聖良はそう言いながら、目の前の影に向き直った。


聖良「この──ギラティナが……私たちを連れて行ってくれますよ」


聖良の言葉と共に、影は更に大きくなり、彼女たちを呑み込んで行く。

──もちろん、近くに居た果南ごと。


鞠莉「果南ッ!!!!!!」


わたしは叫んで、スターブライト号と共に飛び出す。


果南「ッ……!! ラグラージ!! “じならし”!!」
 「ラァグッ!!!!!」

鞠莉「!?」


だが、ラグラージの“じならし”で動きを止められる。


鞠莉「果南!?」

果南「鞠莉ッ!! 来ちゃダメ!!」

鞠莉「果南ッ!!!! 自分だけ犠牲になんて、許さないわよ……ッ!!!!」


叫ぶ。


果南「違う、そうじゃないッ!!」

鞠莉「ッ!?」

果南「もし鞠莉まで、いなくなったら、ディアルガとパルキアはどうすんの!? ダイヤ一人で相手するなんて無理でしょ!!?」

鞠莉「!!」


果南の言葉にハッとする。まだ戦闘は終わっていないんだ。


果南「私は絶対戻ってくるから!!! 鞠莉はダイヤと一緒にディアルガとパルキアを止め────」


言葉ごと喰い尽くすように、影は果南と聖良と理亞を飲み込んで……。

──消えてしまった。


鞠莉「!! 果南…………!!」


そこに残っていたのは、立派な装飾の祠だけだった。


 「ディアガァァァァ──」

 「ンネェーーール!!?」

ダイヤ「……っ!! ハガネール……っ!!」


“ときのほうこう”の反動で僅かに大人しくなっていた、ディアルガが再びパワーを取り戻し始めたのか、メガハガネールの拘束を振りほどく。


 「バァァァァーーール!!!!!!!」


パルキアは、自ら作った切れ目から、外に向かって乱暴に前進をしている。


鞠莉「…………何よ、どいつもこいつも」


果南も果南だ。いつも自分のことなんて顧みずに、わたしの気持ちなんて考えずに、一人で戦いに行ってしまうのだ。



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