千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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9: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/11(土) 14:13:21.68 ID:XqTkDbxP0

聖良「……やっと、来ましたか」


聖良を除いて──。


 「──────」

果南「……な、に……これ……?」


まさにそれは巨大な影だった。

異様な雰囲気の影。

存在を感じないのに、圧倒的な存在感を示し、

啼いてもいないのに、その啼き声からは全身に重低音をぶつけられたような音圧を感じる。


ダイヤ「なん、ですか……あれは……?」

鞠莉「ま……さか……!?」


この異様なポケモンに対して、研究者の自分は、僅かながらだが、心当たりがあった。


鞠莉「──ギラティナ……」


影はどんどん大きくなっていく。


鞠莉「!! マフォクシー!! “かえんほうしゃ”!!」


──私は咄嗟に叫ぶ。


 「マフォッ!!!!」


ラグラージを捕まえている、フリージオ向かって、後方からマフォクシーが火炎を吹き付けるが、


 「────シャラン」


フリージオの分厚い氷は、マフォクシーの炎でもなかなか溶けない。


鞠莉「果南ッ!! 逃げてッ!!!!!」

果南「……っ!!」


私は叫ぶ。

直後、今度は、そんなわたしの背後から、通り過ぎるように、紫色の飛行体が、聖良の元へと飛んで行く。


鞠莉「……!?」


理亞「ねえさま!!」


ダイヤ「……! あれは……理亞さん……!?」


理亞はラグラージを凍らされ身動きが取れない果南を一瞥してから、


理亞「ねえさま……ごめんなさい、飛空挺。堕とされた……」


悔しそうに顔を歪めながら、謝罪をする。


聖良「理亞……大丈夫ですよ。計画は順調に進んでいます。見てください」




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