千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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8: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/11(土) 14:11:50.30 ID:XqTkDbxP0

水流を身に纏い、ラグラージが加速する。

メガハガネールに組伏されたディアルガと暴れるパルキアの間を縫うように通りぬけ、聖良の元へ一直線に近付き、


聖良「──さぁ……!!」


依然、背を向け、祠に向かって声を張り上げる聖良に向かって、


果南「“アームハンマー”!!!」
 「ラァグッ!!!!!!」


拳を振り下ろした──が、

その拳は聖良に届くすんでのところで、突然現われた分厚い氷の壁に遮られる。


 「────シャラシャラ」


大きな雪の結晶のようなポケモンが、ラグラージの攻撃を防いでいた。


果南「フリージオ……!?」

聖良「……邪魔しないで貰えますか?」


その氷の壁はそのまま、防いだラグラージの拳を巻き込んで大きく氷結結晶化していく。


鞠莉「果南っ!!」
 「ヒヒィンッ!!!!!」


わたしはスターブライト号の横腹を足で打ち、走り出す。


 「バァァァーーールッ!!!!!!!」


幸いパルキアは、わたしたちとは全然違う方向を向いて、攻撃の構えを──


鞠莉「……え!?」

ダイヤ「!!? パルキアが攻撃しとうとしてるのは、入江の壁ですわ!!」

鞠莉「穴を開けて、外に逃げようとしてる……!?」


 「バァァァーーーールッ!!!!!!!」


パルキアが腕を振るうと、岩肌が豆腐でも切るかのように、切り裂かれ、

その隙間から外の光が差し込んでくる。


鞠莉「不味い……!! スターブライト号!! “ほのおのうず”!!」
 「ヒヒィィーーーンッ!!!!!!!!」


どうにか拘束しようと、技を放つが──

次の瞬間、今度は祠の方から、


──巨大な影が飛び出してきた。


果南「!?」

鞠莉「今度は何!?」


巨大な影──それは比喩ではなく、まさしく巨大な影の塊だった。

次から次へと起こる事態に、この場に居る人間は誰も頭が追いつかない。



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