275: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:42:41.33 ID:F7aS3gER0
  
  
 目頭が熱いよ。 
  
  
276: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:43:09.14 ID:F7aS3gER0
  
 真美、決めたじゃんか。 
  
 もう迷っちゃダメなんだ。 
  
277: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:43:44.47 ID:F7aS3gER0
  
 そして、暑い夏のある日。 
  
  
 「とーとーこの日が来ましたなぁ……」 
278: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:44:12.94 ID:F7aS3gER0
  
 「お、おぉ……でか……」 
  
  
 到着したライブハウスは、リハで来た時よりもずっと大きく見えた。 
279: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:44:52.89 ID:F7aS3gER0
  
 「俺はちょっとスタッフさんのところに行ってくる。衣装のチェックとかしててくれ」 
  
 「りょーかい!」 
  
280: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:45:24.50 ID:F7aS3gER0
  
 「ふふふ。驚きすぎですよ、真美」 
  
 「お、お姫ちんじゃん……もうっ、びっくりさせないでよ!」 
  
281: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:45:53.53 ID:F7aS3gER0
  
 そんな感じで和やかに進んでたけれども。 
  
 確認がひと段落ついた時、不意に言われた。 
  
282: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:46:22.86 ID:F7aS3gER0
  
 「さて、これで搬入物の確認は大丈夫でしょう。何かお手伝いすることは?」 
  
 「ありがとね、お姫ちん。あとは歌詞のチェックしようと思ってたくらいだから、だいじょぶだよー」 
  
283: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:46:51.16 ID:F7aS3gER0
  
 今回は兄ちゃんが決めたわけじゃなくて、社長の知り合いから貰った曲らしい。 
  
 トレーナーさん伝手に聞いたんだけど。 
  
284: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:47:20.14 ID:F7aS3gER0
  
 とんとん。 
  
 楽屋のドアが、小さくノックされる。 
  
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