善子「それでも私は■■を愛して生きていたいのです」
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18:名無しNIPPER
2019/07/21(日) 04:28:31.39 ID:gGVI8GvBO
この夜私は初めて、件の思考を他人に打ち明けることにしました。ルビィと花丸の二人にです。

半ば解放されるかもという希望を持って、が半分。勇気を出して死に触れたのに何も変わらなかった現実に対して自暴自棄な気持ちを持って、が半分でした。

きっと二人なら、笑い飛ばしはしないだろう。そこだけは、絶対に信用できる。ただ、理解してもらえるかは、全く分からなかった。

「私、死にたくないの」


「一人になった時に、堪らなく死ぬのが怖くて夜も眠れなくなるの」


「こわくて、こわくて、もうずっと、こわくて、嫌になるの」



一度堰を切って流れ出した言葉は、洪水の様に止まらなかった。長々と続けていく言葉にはただ一つ、単一の意味しかない。

死が怖い。

生きものなら全てが持っている感覚が、何故か理解されない。必ず持っているはずなのに、それを強く持つことが、どうしても理解されない。


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