北条加蓮「藍子と」高森藍子「ひまわり畑のカフェで」
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53:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:21:39.56 ID:FChXWsj50
加蓮「……、……ふふっ」

藍子「はあ!? 何そのっ……ぜんぶ終わったよ、みたいな顔っ!」

加蓮「いや、だからその、ちょっと笑っただけで見抜くの。ほぼ魔法でしょ」
以下略 AAS



54:※第72話[sage saga]
2019/07/21(日) 19:22:41.30 ID:FChXWsj50
加蓮「……」

藍子「……」

加蓮「……いい?」
以下略 AAS



55:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:23:12.27 ID:FChXWsj50
藍子「……。……大切な気持ちを伝えるってことだって、そんなに軽い物じゃないですよ」

加蓮「へぇ?」

加蓮「ちゃんと劇的に言えと? 夕暮れの向日葵畑の中みたいな立派なシチュエーションの1つでも作らないと藍子の心に言葉は届かないの?」
以下略 AAS



56:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:23:40.50 ID:FChXWsj50
藍子「あの時のことは、私だって覚えています。私――」

藍子「……〜〜〜〜〜っっ。私っ、あの時いきなり加蓮ちゃんに大好きって言われたから、頭が真っ白になったんですよ!」

加蓮「……へ?」
以下略 AAS



57:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:24:11.42 ID:FChXWsj50
藍子「……」

加蓮「……」

藍子「……」
以下略 AAS



58:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:24:40.48 ID:FChXWsj50
加蓮「私達さ。気が合わない時はぶつかりあって、怒鳴り合って……たまに泣いたりして、だからこそ割と何でも言える状態だよね」

加蓮「何がしたいのか分からなかったら、何でそれ素直に言わないの。いつまでシチュエーションに酔っぱらってんのよアンタは!」

藍子「いっ、言わないのってそれ加蓮ちゃんにだけは言われたくない!」
以下略 AAS



59:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:25:09.97 ID:FChXWsj50
藍子「……」

藍子「……ねえ、加蓮ちゃん。それこそ……今、私と加蓮ちゃんがやりたいことって、こんなことなのでしょうか?」

加蓮「あー……」
以下略 AAS



60:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:26:41.74 ID:FChXWsj50
加蓮「藍子」

藍子「……はいっ」

加蓮「私は藍子が大好き。全部の意味で大好き。友達としても、アイドル仲間としても、……それ以上の意味でも、私の世界にある全部の意味で、大好き」
以下略 AAS



61:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:27:10.89 ID:FChXWsj50
藍子「……」

加蓮「……」

藍子「…………」
以下略 AAS



62:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:27:41.86 ID:FChXWsj50
藍子「言葉は思いつかないままでもいいから、そのまま渡しちゃえ、なんて」

藍子「ここを選んだのは、その……そういうこと、やってみたくて」

加蓮「ごっこ遊び」
以下略 AAS



63:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:28:10.50 ID:FChXWsj50
藍子(私のやりたいこと。私の本当の気持ち)

藍子(七夕の夢の中で、短冊に書きたい願い)

藍子(手紙の最後に、記したかった言葉)
以下略 AAS



64:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:28:41.25 ID:FChXWsj50
藍子「私、加蓮ちゃんと、ずっと一緒にいたいです!」


藍子「ずっと、ずっと、今みたいな時間を過ごして……。今みたいな時間っていうのは、カフェでのんびりしたり、一緒に遊びに行って、一緒の物を見て……ときどき、言い争いもしたりして、でもそうやって、加蓮ちゃんの本音を知ることができて」

以下略 AAS



65:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:29:40.76 ID:FChXWsj50
藍子「私、いつも自分で言っていることなのに……いつの間にか言葉が軽くなっちゃって、ただ言っているだけになっちゃっていました。加蓮ちゃんのこと、怒れませんね」

加蓮「ん。そういうものだよ」

藍子「そういうもの……なんですか?」
以下略 AAS



66:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:30:16.08 ID:FChXWsj50
藍子「って、お返事をもらってませんっ。加蓮ちゃん。私と、一緒にいてくれますか?」

加蓮「……はー? アンタこそ返事してくれてないでしょ。一応私、……これでも告白したつもりなんだけど?」

藍子「そ、それは〜……ええと――」
以下略 AAS



67:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:31:11.23 ID:FChXWsj50
――帰りの電車の中――

加蓮「……どうしよう藍子。お母さんがブチ切れてる!」

藍子「私は、今日は遅くなると思うってお母さんに伝えているので、大丈夫です」
以下略 AAS



68:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:31:40.23 ID:FChXWsj50
藍子「……駅についたら、一緒に謝ってください」

加蓮「えー。こんな時間にまでなったの誰のせいよー」

藍子「加蓮ちゃんのせいですっ」
以下略 AAS



69:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:32:10.50 ID:FChXWsj50
藍子「……ねえ、加蓮ちゃん」

加蓮「何ー?」

藍子「その、告白の話――」
以下略 AAS



70:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:32:41.50 ID:FChXWsj50
藍子「……前に、カフェ巡りをしていた時……カフェの奥の席で、お話した時のこと。覚えていますか?」

加蓮「一応は覚えてるけど、どのこと?」

藍子「私が加蓮ちゃんのこと、家族みたいだって思ったら、胸がちくりとしたお話」
以下略 AAS



71:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:33:46.67 ID:FChXWsj50
藍子「その時の……ううん、今もここにある気持ちがそうなのかは、やっぱり分からないけれど――」

藍子「加蓮ちゃんと、ずっと一緒にいて、いつか見つけてみたいなって思います。好きを飛び越えた好きっていう気持ちが、何なのかを」

加蓮「……ったく。私が言うのもだけどさ」
以下略 AAS



72:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:34:21.33 ID:FChXWsj50
加蓮「そうそう。言い忘れてたけど……。藍子」

藍子「はい、加蓮ちゃん」

加蓮「ずっと一緒にいようね」
以下略 AAS



73:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:37:37.30 ID:FChXWsj50
>>2 タイトル一覧の修正をさせてください。

誤:・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「朝涼みのカフェで」
正:・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「朝涼みのカフェテラスで」

以下略 AAS



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