ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ドラ子・マルフォイ「……はい」
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18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 21:46:05.11 ID:kNKMPaOnO
「吾輩がスリザリンの寮監のセブルス・スネイプである。授業は魔法薬学を担当している」

宴の後、新入生達はこれからの学校生活で家となる寮へと向かい寮監の教授の訓示を頂いた。

「本日より栄えあるスリザリンの寮生となった諸君らにわざわざ言う必要はないとは思うが、校則を破った者は速やかに実家へと送還する。さて、何故吾輩がそんな分かり切った説明をしているかと言えば、それはひとえに……」

スリザリンの寮監であるスネイプ教授はまだ幼い顔立ちの少年少女達を怯えさせるように脅し、嫌味たらしく嘲笑を浮かべて名指しした。

「ハリー・ポッター。諸君らもその名は聞いたことがあるだろう。我が寮に相応しくない者が紛れ込んだが故に、吾輩は訓示を述べている」

一斉に新入生達の視線がハリーに注がれる。
彼は真っ直ぐ、スネイプ教授を見ていた。
黙って、静かに、まるで観察するように。
その視線を受けて、スネイプ教授は苛立った。

「ポッター、吾輩に何か文句があるのかね?」
「いいえ、先生。ありません」
「ならば、吾輩を見るのをやめろ!」

ハリーが首を振ると、スネイプ教授が吠えた。
その剣幕に新入生達は怯え、何人かが泣いた。
しかし、ハリーは視線を逸らしただけだった。

「はい、先生。これでよろしいですか?」

まるで、興味を失ったかのような冷たい声。

「……話は以上だ。各自、荷解きを済ませたまえ。消灯は夜10時。それ以降の外出は罰則だ」

スネイプ教授は、逃げるように立ち去った。


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