ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ドラ子・マルフォイ「……はい」
1- 20
3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 21:17:51.79 ID:kNKMPaOnO
「もっとも重要な話とは何ですか、お父様?」

キョトンと首を傾げるドラ子の肩から、父親譲りの美しいプラチナブロンドの髪が、まるで銀糸のような輝きを放ってサラサラと流れた。
母親譲りの青白く尖った顎が特徴的な顔立ちは一見すると冷たい印象を見るものに与えるが、好奇心に輝く瞳は年相応な愛くるしさを放っており、そんな魔法界随一の美少女である愛娘に対して忠告めいたことを口にするのは父としては大変心苦しかったが、何よりも娘の為にこれだけは言っておかなければならなかった。

ルシウスは貴族然とした高貴な威厳を放ち、情けない父親の素顔を隠して、重苦しく告げた。

「かつて、魔法界には闇の帝王が君臨しておったことは、まだ若いお前とて知っておろう」
「はい……存じております」
「あなた、そのお話は……」
「黙っておれ」

先程とは違い、真剣な声音で口を挟んだ妻を黙らせると、表情を強張らせた娘に尋ねた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
69Res/81.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice