渋谷凛「これは、そういう、必要な遠回り」
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27: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/12/08(日) 21:35:52.54 ID:clFucneV0

「ぴったり、です」

「よかったー。じゃあ、行きましょう」

以下略 AAS



28: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/12/08(日) 21:37:50.77 ID:clFucneV0

久しく、忘れていた感覚が蘇る。

慶さんの指先が再生ボタンに触れて、押されるまでの一瞬の動作がスローモーションで見えていた。

以下略 AAS



29: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/12/08(日) 21:38:59.53 ID:clFucneV0

やがて、音楽が止まる。

どうしても、鈍ってるなぁと感じてしまうが、数年のブランクがある中では踊れた方ではないだろうか、とも思う。

以下略 AAS



30: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/12/08(日) 21:41:23.64 ID:clFucneV0

何かを教えられた気もせず、お礼を言われるほどのことができたとも思えなかったので、どうにも受け取り辛い感謝だったが、ここで否定しても良いことはないと判断して、私はそれを受け取った。

そして、いくら私がかつての関係者と言えども、今を全力で駆け抜けている子たちの邪魔をする権利はどこにもない。

以下略 AAS



31: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/12/08(日) 21:42:15.02 ID:clFucneV0



受付に戻って入館証を返し、少しの雑談を経たあとお礼を述べてレッスンスタジオを出る。

以下略 AAS



32: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/12/08(日) 21:43:37.78 ID:clFucneV0

■ 四章 結露

レッスンスタジオを訪問した翌日、いつもどおりの時間に目が覚めた私を襲ったのは電撃のような痛みだった。

以下略 AAS



33: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/12/08(日) 21:44:23.03 ID:clFucneV0



いつもどおりの日課を終えた私は、すぐさま荷物をまとめて自宅を出た。午前中に向かうのは、よくお仕事で訪れたテレビ局に行くことにしていた。

以下略 AAS



34: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/12/08(日) 21:46:48.65 ID:clFucneV0



それからは、結果から言えば、何もなかった。

以下略 AAS



35: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/12/08(日) 21:48:21.29 ID:clFucneV0



午前中に家を出て、懐かしの場所周辺を練り歩き、昼食を摂りまた練り歩く。

以下略 AAS



36: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/12/08(日) 21:49:23.09 ID:clFucneV0

■ 五章 在 

どれくらい、途方に暮れていたのだろうか。すっかり陽が落ちて、辺りは夜の帳が下りていた。

以下略 AAS



37: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/12/08(日) 21:51:05.12 ID:clFucneV0

思えば、この男はいつだって間が良い。

狙いすましたような、その瞬間しかありえないような、そんなタイミングを引き当てる。

以下略 AAS



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